取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
チーム医療や多職種連携(業務分担・連携の強化等)により負担軽減を図っている
【取組(2)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
1 仕事と子育て・介護等の両立支援
その他
ライフワークバランスを大切にするため、時間外に実施していた、委員会、研修会、勉強会等はなるべく通常の就業時間内に実施することに取り組んでいる

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

医師や看護師の採用については、積極的に活動しているが、希望する職員の確保が困難状況が続いている。医師については、午前中外来を担当し、午後から手術・検査、病棟の回診等業務量が多く負担増となっている。看護師についても、仕事、家事と子育ての両立が難しいことから、離職するケースや常勤から非常勤に勤務形態を変更する職員が増加した。

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    相模原中央病院勤務医並びに看護職員の負担軽減・処遇改善委員会
  • 取組詳細
    平成22年に相模原中央病院勤務医並びに看護職員の負担軽減・処遇改善委員会が設置された。医師、看護師、事務職などおよそ14名で継続的に検討を実施している。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
3 風土・環境整備 成果
新卒・既卒の看護師の就職希望者が増えている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】
成果指標 医師事務作業補助者や検査担当者が検査内容や諸注意の説明を実施することで、看護ケアや処置の時間が60分程度増加した。
時間内に研修、委員会を組み入れ、看護職の残業時間が、月45分程度短縮した。
看護学校の実習を積極的に受け入れ、働く環境や教育体制を体験していただくことで、看護学校の新卒での採用が1~2名から、4~5名に増えた。
子育てのため一旦職を離れた看護師の復職支援の活動と託児所の24時間保育体制を整備したことで、毎年1~2名の復職者採用が増えた。

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

以前は高額な紹介料を支払い、業者からの紹介で看護師を採用していたが、最近は体制整備の取り組みから、新卒・既卒の看護師の就職希望者が増えています。奨学金制度の充実、看護学校へ講師を派遣する取り組み、実習施設としての学生の受け入れ等も新卒者の増加に結びついていると思います。

今後の課題等について

就職後の看護師が長く勤務でできる体制整備、スキルアップのための教育体制の充実にさらに取り組んでいきます。
医師の負担軽減についても、積極的な取り組みを実施していますが、希望する人員の確保ができていない状況です。最近は、救急や病棟管理を嫌う医師も多く、救急を担当する医師の疲弊が見られます。個々の病院だけではなく、地域の中で救急を支える体制の整備が望まれると思います。

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
医療法人社団 徳寿会
病院名
相模原中央病院
法人(病院)の開設主体
医療法人
所在地
神奈川県相模原市中央区富士見6-4-20
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 160
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
382.6人(平成28年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
120人(平成28年度数値)
一般病棟の平均在院日数
16.2日(平成28年度数値)
病床稼働率
75%(平成28年度数値)
職員総数
308人(平成28年度数値)
医師
23人
看護職
99人
医師事務作業補助者
8人
看護補助者
26人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
特にございません。