取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している |
【取組(2)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
その他 |
交代制勤務の導入により頻繁に主治医が交代することになるため、診療の標準化と朝夕のミーティングによる情報共有が不可欠であった。 |
取組のきっかけ、背景、取組前の問題点
2000年初頭頃から、世の中の活動が24時間化しつつあったが、そのような時代背景もあり、小児救急に対するニーズが2002年頃から高まる中、同病院でも夜間の小児救急対応を始めた。
また、藤沢市は「安心してこどもを生み育てられる街づくり」を目指して、その方針に基づき、同病院では従来の「小児科」を再編強化して「こども診療センター」を開設した。
取組対象
- 取組対象
医師
- 取組の中心部署・人物
こども診療センター長
- 取組詳細
夜間での小児救急に対するニーズの高まりとともに、小児科医の勤務の負担軽減を図ることを目的に、交代制勤務の導入を行い、小児救急の24時間対応を行う体制を2002年に整備した。
従前は、当直勤務による長時間労働が常態化していたが、交代制勤務を導入することによって、小児科医の夜間診療による負担軽減が図られた。
交代制勤務を導入するためには、最低でも医師の数を4人増やさなければならず、また交代制勤務の導入により頻繁に主治医が交代することになるため、診療の標準化と朝夕のミーティングによる情報共有が不可欠であった。
現在、「こども診療センター」の中には、「小児科」「新生児科」「小児救急科」の3診療科があるが、小児救急科の小児科医が24時間救急診療を行っている。
実施後の成果
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 | ||
2 勤務負担軽減 成果 | ||
夜間救急診療に対する負担軽減 | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☐看護職 | |
成果に影響を与えた取組 | 【取組(1)】 【取組(2)】 | |
成果指標 | 交代制勤務の導入による小児科医の夜間救急診療に対する負担軽減が図られた。 |
これまでの取組成果に対する院内の声・反応
交代制勤務の導入による小児科医の夜間救急診療に対する負担軽減が図られた。
責任ある医療の提供と医療の継続性を維持するために主治医制は堅持しているものの、交代制勤務に伴う主治医交代の弊害を避けるために、診療の標準化を推し進め、1日2回のミーティングで診療情報の共有化を図っている。
今後の課題等について
現在は、小児救急科での交代勤務制の導入を行っているが、こども診療センター全体への展開、そして病院全体への展開は今後の大きな課題である。
取組・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 藤沢市
- 病院名
- 藤沢市民病院
- 法人(病院)の開設主体
- 地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
- 所在地
- 神奈川県藤沢市藤沢2-6-1
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 530
- 入院基本料:7対1
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:感染病床
- 病床数:6
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 1391.1人(平成29年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 477.3人(平成29年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 10.5日(平成29年度数値)
- 病床稼働率
- 90.1%(平成29年度数値)
- 職員総数
- 1172人(平成30年度数値)
- 医師
- 175人
- 看護職
- 654人
- 医師事務作業補助者
- 20人
- 看護補助者
- 29人
- 医師の交代制勤務の有無
- あり
- 看護師の交代勤務の状況
- 2交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について
- 特になし