取り組んだ内容
【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減
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チーム医療や多職種連携(業務分担・連携の強化等)により負担軽減を図っている
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取組のきっかけ、背景、取組前の問題点
経営を継続していくため、平成27年よりスーパー救急設置へ向け動き始めた。年々看護師の確保が難しくなっていたことに加えて、大きな変化に伴い離職率が上がった。根本的な解決策として医療勤務環境等整備していく必要に迫られた。
取組対象
- 取組の中心部署・人物
経営層・事務部が中心となりマネジメントシステムを参考にした現状分析アンケートを全職員対象に実施。データを基に長期的な計画を作成中。今後、多職種によるチーム編成を行っていく予定。
- 取組詳細
法人ではこれまで勤務環境改善に向け、様々な取り組みを実施。
一昨年より職員が働きやすく、医療の質を上げていくための「医療勤務環境改善マネジメントシステム」を参考に人員確保等強化している。
取り組み | 導入時期 | 導入理由 |
新人事制度導入 | 2011.4 | 組織力強化及び職員のモチベーションアップ |
電子カルテ導入 | 2012.2 | 業務負担軽減・情報共有化 |
外来クラークの配置 | 2013.12 | 外来看護師の業務負担軽減 |
奨学金制度導入 | 2015.4 | 離職防止。職員のキャリア形成支援 |
医師に代わって書類作成 | 2015.6 | 医師の負担軽減 |
医療勤務環境改善セミナー | 2016.1 | 職場定着。意識啓発 |
フィッシュ哲学プロジェクト開始 | 2016.3 | 勤務環境改善の一環 |
訪問看護STせいわ タブレット導入 | 2016.4 | 訪問看護職員業務負担軽減 |
ハラスメント防止委員会設置 | 2016.8 | 勤務環境改善の一環 |
病棟タブレット導入 | 2016.12 | 看護職員業務負担軽減 |
実施後の成果
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Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 |
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2 勤務負担軽減 成果 |
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補助職(医師事務作業補助者等)の配置数が増えている |
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成果の出た対象 |
☑医師,☑コメディカル,☑看護職 |
成果に影響を与えた取組 |
【取組(1)】
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成果指標 |
H24 1名→ H28 2名 |
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Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果 |
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2 職員のいじめ・ハラスメント等対策 成果 |
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職員へのいじめ・ハラスメント、患者等からの暴言・暴力に関する対策への職員の評価が改善されている(相談内容、関連調査結果が改善している等) |
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成果の出た対象 |
☑医師,☑コメディカル,☑看護職 |
成果に影響を与えた取組 |
【取組(1)】
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成果指標 |
ハラスメント委員会設置H28に比べ、ハラスメント状況(ハラスメント実態調査結果による)がH29は約半数に減少。H28 43%→ H29 24%
(窓口設置、研修実施、アンケート実施、周知活動) |
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Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果 |
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4 人材の定着化 成果 |
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退職者数(定年退職者を除く)が減っている |
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成果の出た対象 |
☐医師,☑コメディカル,☑看護職 |
成果に影響を与えた取組 |
【取組(1)】
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成果指標 |
離職率(看護職員 / 病院全体・正職員)
H27 16.7% / 8.8%→ H29 10% / 7.8% |
これまでの取組成果に対する院内の声・反応
新人事制度導入 | 人事評価制度を整備し、公正な評価・処遇を行うことで、職員のモチベーションアップを図っている。目標を共有することで組織力が強化された。 |
電子カルテ導入 | 多職種で患者をフォローしているため、電カル導入により患者データをすぐにシェアできるようになり、業務負担軽減や時間短縮に大きく役立っている。患者への対応も早くなった。 |
外来クラークの配置 | 外来看護師の業務負担軽減に大きな効果。昨年度1名から2名に増員。定期的に検証している。(外来患者増加) |
奨学金制度導入 | 貸与実績 8名(認定看護師 2名 看護師 5名 准看護師 1名) |
医師に代わって医師事務作業補助者が書類作成 | 医師の業務負担へ大きく役立っている。業務改善につながり診断書処理件数も増加している。H27 201.8件/月 → H28 217.2件/月 |
医療勤務環境改善セミナー | 法人として勤務環境改善に向け取り組んでいくための職員への意識啓発のきっかけとなった。 |
訪問看護STせいわ タブレット導入 | 看護師・保健師 法定外時間外労働 月平均 H27 7.3時間 H28 4.1時間 H29 0.7時間と順調に減少。PDCAサイクルで検証を実施中。 |
ハラスメント防止委員会設置 | H28.10全職員対象にアンケート実施後、カウンセラーの先生を招き、管理職・一般職員意識啓発研修をそれぞれ実施。ハラスメント投書箱設置し、防止に努めている。業務負担軽減、円滑な情報共有に役立っている。 |
病棟タブレット導入 | バイタル入力を直接電カルに反映させられるようになり効率化及び業務負担軽減につながっている。患部写真もすぐアップできるようになりDr.の指示もスムーズになった。 |
今後の課題等について
新人事制度導入 | 人事評価に伴う負担軽減が今後の課題。 |
フィッシュ哲学プロジェクト開始 | 2年目の取り組み実施中。長期に渡り取り組みを続けていく。 |
病棟タブレット導入 | 病棟毎に使い方に差があり、使用方法の共有化やPDCAサイクルによる分析が今後必要。 |
今後の課題としては、多職種との連携をより強化し、職員全体の負担軽減を目指していき、さらに事務部が中心となり、アンケート結果を基に今以上に勤務環境改善に取り組んでいきたいと考えている。