取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
チーム医療や多職種連携(業務分担・連携の強化等)により負担軽減を図っている |
取組のきっかけ、背景、取組前の問題点
北海道は大学病院以外の病院は他地域に比べて医者の数が少ないため、少ない医者を有効に活かし、病院全体の活動を高めていく必要があった。そこで、医師のタスクを医療事務作業補助者、看護師、技師へシフトし、医師の稼働を減らし、全体として作業効率を上げていく取り組みを始めた。
取組対象
- 取組対象
医師,コメディカル,看護職
- 取組の中心部署・人物
院長
- 取組詳細
①医師の意識改革
会議や研修を定時内に収めるように変更するとともに、定期回診等の緊急対応以外については定時内で実施するように意識付けを行った。
②医師業務のタスクシフト
看護師が点滴、採血等の法律上許されていることはすべて実施する、また、臨床検査技師や臨床工学技士が超音波検査や人工呼吸器のセッティング等、可能な作業を実施することにした。また、カルテ入力には医師事務作業補助者を活用している。
③看護業務のスリム化
看護必要度Ⅱを導入し、該当患者割合の判定方法を簡素化した。また、看護記録を分析し、削除やチェックリスト化することで不要な看護記録を削減した。加えて、引き継ぎも原則廃止することとした。
実施後の成果
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 | ||
1 労働時間管理 成果 | ||
時間外労働時間数が減っている | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☑コメディカル,☑看護職 | |
成果に影響を与えた取組 | 【取組(1)】 | |
成果指標 | 医師の超過勤務減 2017年度 43.1時間/月 →2018年度 40.7時間/月 看護師の超過勤務減 |
これまでの取組成果に対する院内の声・反応
今後の課題等について
・働き方改革に向けて少ない医師の勤務形態をどう組み合わせ、日中の診療に支障をきたさないようにするかが今後の課題である。
・RPAを導入して医師事務作業補助者の負担を減らしていくことを検討している(コンピュータへのタスクシフト)
取組・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 日本赤十字社
- 病院名
- 旭川赤十字病院
- 法人(病院)の開設主体
- 公的医療機関(日赤、済生会、北海道社会事業協会、厚生連、国民健康保険団体連合会)
- 所在地
- 北海道旭川市曙1条1丁目1−1
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 480
- 入院基本料:7対1
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:
- 病床数:
- 入院基本料:一般病棟入院基本料(地域一般基本3)
- 一日あたりの平均外来患者数
- 人(年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 人(年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 日(年度数値)
- 病床稼働率
- %(年度数値)
- 職員総数
- 人(年度数値)
- 医師
- 人
- 看護職
- 人
- 医師事務作業補助者
- 人
- 看護補助者
- 人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について