取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅴ.その他
2・3交代制ミックス勤務導入のための工夫
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
補助職(医師事務作業補助者、看護補助者等)を配置している
【取組(3)】
Ⅴ.その他
制度の周知・定着を向上させた冊子の作成

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

当院は7対1入院基本料の施設基準の取得を目指していたことから、看護師確保に向け採用力を強化する必要があった
専門学校や紹介会社等へ働きかけた結果、2交代勤務を望む学生や看護師が多いことが分かった。当院の勤務形態は3交代勤務のみのため、採用力強化に向けて勤務形態の変更が必要と考えた。また、業務負担軽減の面からタスクシフトの検討が必要と考えた。当院では看護補助者の業務が部署毎に設定されている。院内で業務を統一し勤務負担を軽減するため各部署のマニュアルを持ち寄り業務改善委員会で統一を検討していた
看護師確保の取組実施にあたり、看護協会が主催しているWLB*¹推進事業に参加することで入職希望者に対し、WLBに力を入れていることが発信できると考えH24年から同事業に参加した
(*¹WLB:ワークライフバランス)

取組対象

  • 取組対象
    コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    看護師、看護補助者
  • 取組詳細
    ・交代制勤務は一部から始め段階的に拡大させた。試験的導入の結果、個人の働き方に合わせ勤務できる実感があった一方、シフト作成が困難であった。シフトは経験年数、職員の組合せ、勤務時間と休日数を踏まえ不公平が生じないよう作成し、現在も師長が苦労して対応している
    ・2交代勤務導入において仮眠室が必要であったが、事務の取組だけでは必要数を確保できず、経営層から全部署に通知してもらった。結果として医師の宿直室等を提供してもらい仮眠室を確保した
    ・看護補助者業務を3つにグルーピングし、更に共通の定型業務と各部署で行うオプション業務に整理した。看護補助者の定型業務を部署間で統一させたことで、役割をより明確化させることができ、看護師業務の負担軽減に繋がった
    ・特別休暇等の利用率が低く、更に、上司に対し結婚・出産等の休暇制度等に関する質問が多かったが周知されていなかった。就業規則や福利厚生に関する情報の要点を整理し、一覧表を用いる等、工夫し冊子を作成した。師長会議で確認後一般職員に周知した。職員からは制度の内容が分かり易くなったと声が挙がっている

実施後の成果

Ⅴ.その他_成果
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】
成果指標 以前からの取組のカンゴサウルス賞取得や、これら3つの取組を含めて、離職率が減少した上で(離職率の推移H26年度:8.5%⇒H27年度:6.8%)、採用力が高まり(採用数の推移H24年度:38人⇒H25年度:71人⇒H27年度:78人)看護師確保に繋がったことで7:1入院基本料の施設基準を取得できた

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

・ミックス勤務を導入したことにより、勤務形態を個人の働き方に合わせて選択することができたため、自身に適した働き方ができるようになった
・度の内容を纏めた冊子は文字が大きく、理解し易い。また、以前よりも部下からの制度内容に対する質問が減少した

今後の課題等について

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
病院名
松戸市立総合医療センター
法人(病院)の開設主体
地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
所在地
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 592
 
入院基本料:
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:感染症
 
病床数:8
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
1017.1人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
498.7人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
日(年度数値)
病床稼働率
84.2%(平成30年度数値)
職員総数
899人(平成30年度数値)
医師
108人
看護職
584人
医師事務作業補助者
看護補助者
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制と2交代のミックス(同一病棟内)
勤務環境改善についての表彰・認定等について