取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
補助職(医師事務作業補助者、看護補助者等)を配置している
【取組(2)】
Ⅱ.職員の健康支援
2 労働安全
「心の健康づくり計画」を策定し、組織的・計画的にメンタルヘルス対策の取組を行っている
【取組(3)】
Ⅳ.働きがいの向上
2 休業後のキャリア形成支援
産休・育休復帰後のキャリア形成の支援(業務経験や研修等の機会の付与、産休・育休経験者による相談対応等)を行っている

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

取組対象

  • 取組対象
    看護職
  • 取組の中心部署・人物
    看護部
    労働組合
    職員係
  • 取組詳細
     平成25年度より、職員が働き続けられる職場を作ることを目標に働き方改革として、様々な取組みを進めてきた。看護職員が専門性を発揮できるよう、事務作業の軽減を目的に非常勤の看護事務補助スタッフの配置を経営層に交渉、導入当初は2部署の1名、その1年後は各部署に1名配置した。また、看護職員のメンタル不調者、特に新採用職員の増加に伴い、精神専門看護師と連携し、新採用看護職員に対して入職後3.6カ月に精神健康調査を実施、希望者に対して面談実施、また、看護部全職員にメンタルヘルス相談窓口を開設、加えて、ラインケアの講演会、新採用職員研修時に実施していたセルフケアについての講義を専門看護師が実施することとした。子育て支援制度は充実している中、育児短時間制度を利用する職員が増加し、ほぼ午前のみ勤務となることから、その職員に対して看護部担当者にとる面談を実施、自己のキャリアビジョンを確認した。

実施後の成果

Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
時間外労働時間数が減っている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 時間外勤務の削減 H26 ⇒16.9
         H27 ⇒15.79
Ⅱ.職員の健康支援_成果
2 労働安全 成果
過労・メンタル等により出勤していない者が増えていない
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】
成果指標 メンタル不調者割合 H26 ⇒1.3%
             H27 ⇒ 1.8%
Ⅳ.働きがいの向上_成果
2 休業後のキャリア形成支援 成果
その他
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(3)】
成果指標

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

職員満足度調査で専門職としての自律、看護業務、看護管理、看護師間相互の関係の平均得点割合が上昇している。

今後の課題等について

 働き続けらる職場つくりに取り組んきたが、外部環境、内部環境の変化に伴い、新たな課題が山積している。活用できる経営資源が限られている中、働きやすい環境整備、働きがいの向上を目指した取り組みが優先的な課題と考えている。また、仕事の仕方の改革として、新たな勤務体制の導入、看護提供体制の導入を進めている。
 業務量に合わせた人員配置や仕事の仕方そのものを変えるという職員の意識改革も不可欠であり、これまでにない発想力で環境を整備することが重要と考えている。
 選択と集中を確実に実現する取組みを検討中である。

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
病院名
市立札幌病院
法人(病院)の開設主体
地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
所在地
北海道札幌市中央区北11条西13丁目
主たる医療機能の特徴
高度急性期機能
一般病床
病床数: 542
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数: 38
 
入院基本料:10対1
その他病床
病床名:
 
病床数:123
 
入院基本料:①救命救急入院料1②ハイケアユニット入院医学管理料1③総合周産期特定集中治療室管理料④小児入院医療管理料4⑤小児入院医療管理料2
一日あたりの平均外来患者数
1596人(平成28年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
524人(平成28年度数値)
一般病棟の平均在院日数
10日(平成28年度数値)
病床稼働率
76.3%(平成28年度数値)
職員総数
1203人(平成29年度数値)
医師
151人
看護職
823人
医師事務作業補助者
0人
看護補助者
92人
医師の交代制勤務の有無
あり
看護師の交代勤務の状況
3交代制(変則含),2交代制(変則含),当直制
勤務環境改善についての表彰・認定等について
特になし